KBが関わっている国際的な連携プロジェクト(主にEUの枠)は、有名どころのEuropeanaをはじめ、いろいろ。
1.Mass digitizationに関わるもの
IMPACT
2.Digital Preservationに関わるもの
Planets(FP6の枠では2010年5月終了予定。その後British Libraryを拠点として成果は継続的に共有、改善される。)
KEEP (Emulation技術に係るプロジェクト)
PARSE.insight (研究データの保存に関する短期プロジェクト)
3.その他
DRIVER、Alliance for Permanent Access、Europeana など
なかでも、今日は特にIMPACTについて。
これは、図書館等のコンテンツホルダーによるデジタル化をスピードアップすることを目的としたプロジェクトだそうです。
どうやって?
- OCRの技術革新に対する企業のモチベーションを高めるために、複数機関が協力してデジタル化対象資料の'critical mass' を作る。
- デジタル化のノウハウを共有する。
- 1900年刊行以前の印刷本(Printed books)
- フルテキスト検索可能なデジタル化
- マニュスクリプトの古い書体やレイアウトを引き継いでいる初期印刷本に対応可能なOCR技術の開発
- 古いスペリングに対応した辞書の整備
- パートナーの拡大。現在のところ、
- 欧州各国の図書館
- 言語の専門家(現在のところ英語、オランダ語、ドイツ語をカバー。フランス語、スペイン語、ポーランドの専門家を探し中)
- IBM
- ABBYY (ロシアのOCR会社) ※EU圏外のパートナーについては、EUが出資した分を、当該パートナーが所属する国がEUに払い戻す仕組み)
とりあえず、以上。
、
0 件のコメント:
コメントを投稿