2010年1月28日木曜日

英語も壁・・・。

12月に提出したエッセイが返却されまして、コマゴマと英語が直されている…たくさん…。

「アカデミック・イングリッシュ」なるものはほとんど身につけないままの渡欧だったので、課題はできるだけネイティブチェックを受けてから提出するようにしているのですが、このエッセイはぎりぎりで仕上げたのでその時間がなく、「仕方ないわ」と出してしまったのです。その結果、「教授」の肩書きを持つ先生にこんな低次元の修正していただくなんて、本当に申し訳ない、と頭が下がる思いがしました。

で、「申し訳ないです」とメールを送ったところ(他の用事のついでに)、以下の返信あり>

As to your paper: don't be too much concerned about your English. I fully realize how difficult it must be for you to become a fluent speaker and writer of English, and on the whole I think you are doing fine. And I am sure that by the end of this MA your English will have much improved.

やっぱり'a fluent speaker and writer' になるのは難しいのかぁ~とダブルショック。
修士号取得の最終関門は口答試験なんだよなぁ…なんてことも頭をよぎり、深くため息です。

アフガニスタン

クラスメイトのボーイフレンドがアフガニスタンに派遣されることが判明。
ボーイフレンドといっても、日本であれば「旦那さん」に近い関係だと思ってください。彼は職業軍人なので、仕方ないというか、断りようがないというか、、、 恋人としてはどんなに心配かと思います。

そんなニュースがあったので、他のクラスメイトとも自然その話になりました。すると、けっこうどこの国からも派遣しているんですね。「身近な話だけど、自分の家族や友人には起きて欲しくないこと」という類の出来事。

ちょうど今日はイギリスでアフガニスタンに関する国際会議があったようです。日本も元タリバン兵士の社会復帰を支援する基金に財政支援をするのですね。 これ以上の犠牲がなく、アフガニスタンに早く平和が訪れることと、友人のボーイフレンドが一刻も早く無事に彼女の許に帰ってこれることを心から祈りたいと思います。

バンザイ!

先ほど前期最後の課題を提出し終えて、す・べ・て終わりました!!!!!!!
ばんざい!!!!!

我ながらよくがんばった!と思います。
どれだけ忙しかったか、ご披露します。

12月18日 プログラミング最終課題提出
12月24日 マニュスクリプト・プロジェクト1提出
12月30日-1月3日 冬休みin モン・サン・ミシェル&パリ
1月4日  The Library(授業名です)試験
1月7日  Manuscript Books in the West 試験
1月12日 History of Book 試験
1月13日 引越し
1月14日 旧居引渡し
1月15日 Digital Media Technology 試験
1月16日 シーボルト会
1月19日 マニュスクリプト・プロジェクト2中間報告
1月25日 マニュスクリプト・プロジェクト2提出、オランダ語筆記試験
1月27日 Concept in Information Transmission エッセイ提出
オマケ
1月28日 オランダ語会話試験
1月29日 日本語学科学生さんの被験者
1月30日 友人宅へ

今のところ前期6科目中3単位ゲットです。残り3つも滞りなく転がり込んできますように!

2010年1月4日月曜日

ライデン=kakker?

ちょっと前になりますが、とあるオランダの雑誌にオランダ国内の大学のイメージ調査結果についての記事が載っていました。

ライデン大学の学生のは「kakker度」がずば抜けて高い!

kakkerとは何ぞや!?と思って辞書を引いたのですが、辞書になく。クラスメイトに訊くと「英語には対応する言葉がない」、「あまりいい意味ではなく、'snobbish'が近いけど外見に対して使うことが多い」、「若者であればシャツxVネックセーター(又はジャケット)xスラックスx革靴、中高年になると+蝶ネクタイ+アンティーク指輪が典型ファッション」とのこと。(確かにライデンの男子学生はそんな感じ。ウィリアム王子系とでも言うんでしょうか。そして、教授陣もなかなかのおしゃれさんです。マニュスクリプトの教授なんてゴールドと黒の組み合わせを着こなしていましたからね…。)

パリからの帰りの早朝電車で会話した、建設業で働きながら職業教育を受けている若者が、「自分はライデン郊外の出身だけどライデンの街の雰囲気はあまり好きじゃない」というので、何故かと尋ねると「学生ばかりで彼らはunfriendlyでkakkerだから」。彼の中では、単に外見のみならず「他人を見下したような態度をとる、不快な」人たちへの形容のようです。

そこでますます興味が湧きまして調べてみたところ、こちらがかなり的確に説明してくれていました。>
http://dwotd.web-log.nl/dutch_word_of_the_day/2007/09/268_kakker.html
「気取っていて嫌味で、それがファッションにも表れている」という感じですかね。
オランダ人の気質からすると、ネガティブな意味合いであることは間違いなさそうです。

ここに引用したサイトでkakkerな人が好むファッションブランドがいくつかあげられていたので、思わず自分が着ていないかどうかワードローブをチェックしました。Tommy Hilfigerのセーターを発見!やばい、私もkakkerだ…。

私はまだライデンしか知らないのですが、いろいろ話を聞くと、どうもライデンはオランダの中ではやや特異な雰囲気を持った街のようです。もちろんこの街の歴史もあると思いますが、早い時期(中等教育)から職業教育系と学術系とにトラックが分かれる教育制度も影響しているのかもしれません。

ふむ。オランダ、ちょっとづつですがいろんな面を見せてくれます。まだ飽きません。