2012年3月29日木曜日

福島民謡 会津磐梯山

昨日から引き続き、国会図書館から提供されている歴史的音源の話。

提供されている音源の中で一番多いのは、流行歌(歌謡曲)です。有名な「銀座カンカン娘」とか「嵐を呼ぶ男」とか、入っています。が、これらの流行歌は、国会図書館か、国会図書館から配信を受けている公立図書館に行かないと聴けなくて、インターネットで誰でも聴けるものの中で多いのは、

邦楽や民謡。

まず、最初に出てくるのは 『福島民謡 会津磐梯山』
会津地方では盆踊りでも踊られるとか(ほんとですか)。
踊り方はこちらでどうぞ>http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=gy_qMYSrudQ

会津地方でよく知られている民謡『玄如節』が元になっているそうです。(玄如節ももちろん歴史的音源に入っていますが、こちらは図書館限定です。)

2012年3月28日水曜日

「歴史的音源」

某図書館で「歴史的音源」というのを担当することになりました。

これは、明治から昭和にかけて日本で製作された古いレコード(SP盤)などに録音された音楽や音声をデジタル化したもので、日本の国立国会図書館から全国の公立図書館(・・・のうち50館くらい)へ配信されているのです。

一部の音源(著作権が切れているもの)はインターネットでも聴けます。>> http://dl.ndl.go.jp/#music
でも、これはほんの一部(26000音源中たったの600・・・)。配信サービスに参加している公立図書館へ行くと、全26000音源が聴ける、という仕組みです。

収録されているのは、クラシック音楽や声楽曲から、浄瑠璃、長唄、流行歌、民謡、童謡いろいろです。音楽以外にも、尾崎行雄や犬養毅といった有名人の政治演説、ラジオ・ドラマならぬレコード・ドラマ、歌舞伎や新派劇の録音、浪花節などなど・・・今聞いても純粋に楽しめるもの、感動できるものから、歴史的背景への想像を掻き立てられるものまでいろいろあって、聴いているとついつい時間も経つのも忘れるくらい面白いのです。

ただ、まだこのサービスのことがあまり知られていないせいか、そもそも古い音に興味のある人が少ないのか、なかなか図書館で歴史的音源を楽しんでもらえていません。この場で、ときどき、ちょっとづつ紹介できたらな、と思うのです。

帰国、そして復活。

2011年9月に日本に帰ってきました。
しばらく落ち着かなかったのですが、そろそろ書きたいことも溜まってきたので
復活します。