2008年11月13日木曜日

CRiBのこと

ちょっと古い記事ですが、知りたかったCRiBのことが書いてあったので。
Ferreira, Miguel et al. 2007.An intelligent decision support system for digital preservation. Springer, Int J of Digit Libr (2007) 6:295-304

電子情報の保存のためには、古くなってしまったフォーマットを探し出して、将来的にも使えるフォーマットに変換して(マイグレーション)して、、、ということを繰り返していかないといけないのですが、大量の、多様な電子データについて、これを人手で行うというのはちょっと骨が折れそうですね・・・。それにマイグレーションたっていろいろなやり方があるし、ツールもいろいろなので、どれを使おうかなぁ・・・なんて迷っていたら、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。

というわけで、これらの一連の流れを自動化できないかという発想でできたシステム。CRiB。
ある一つの電子データ(ファイル単位)をマイグレーションに依って保存するために必要な「判断」を機械化してくれます。
Migration Broker、Fotmat Evaluator、Object Evaluatorという三つのサブシステムからはじき出される評価点を基に、Evaluation Repositoryというデータベースに各マイグレーション手法をランキングしていきます。Migration Advisorというユーザインタフェースシステムを通して、ユーザはデータベースを参照し、適切なマイグレーション手法のアドバイスを得る、、、という仕組みです。
簡単に言えば。

2008年11月8日土曜日

Preserving Digital Information: デジタル情報の保存

このブログもそうだけど、デジタルな情報は「消えて失われやすい」のだそう。ウェブサイトなんか、更新されてしまえば古い情報はもう見られない。10年前にもらったメール、とってある人いるのかな?

それでいいのか?  と考えている人たちがいるようです。

H.M.Gladneyという人が書いたPreserving Digital Informationという本を読みました。(Springer, 2007)デジタル情報の「保存」について論じた本です。

Gladney氏は、IBMでキャリアを積んだ後、デジタル情報の保存の専門家として、コンサルティング業をやっているらしい。経歴はこちら→http://home.pacbell.net/hgladney/
DDQ(Digital Document Quarterly)という季刊誌をオンラインで発信中。

inauguration: 開始

メモ代わりに始めたいと思いますこのフォント、いまいち好きになれないんですが、変えられないのかな?