2010年2月4日木曜日

ヨーロッパのデジタル化(数字)

オランダ国立図書館職員H.Crijns氏曰く。

2007年に行われたある調査(実施主体について言及なし、ヨーロッパの国立図書館の連合体CENLに参加する図書館のうち37館が回答)によると、これら37館が所蔵する資料総数 約4億点のうち、
2006年時点で400万点がデジタル化済み
2012年までに1700万点がデジタル化される予定。

博物館・美術館については対応する数字はないが、たとえばオランダだと
国内の主要な博物館・美術館600館の収蔵品(目録があるもの)3600万点のうち、
なんらかの形の機械化された目録があるものは29%~49%、デジタル化されているものが15%~35%、そのうちオンラインで公開されているものは5%程度とのこと。(なんて幅のある数字なんだ・・・。)

所蔵資料のデジタル化というのは、それを行う図書館・博物館・美術館等にとっては、「長期的な負担を伴う、短期的な巨額の投資(short-term investment with long-term burden)」に過ぎない。

それでも敢えてやるのは(はらを決めて行け行けどんどんでがんばっているのは)、 「メディアの覇権交替」はもうどうしようもない現実で、将来に遺したいものはデジタル化しなければ失われてしまうから。(if certain percentage is online, then rest MUST follow.)

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