2009年12月12日土曜日

和書の入手

後期の授業で必要になりそうなので(各学生が自国の読書史について発表)、日本の読書史、図書館史、出版史に関する本を集め始めています。

そちら方面に詳しい方からアドバイスをいただいて、最低限必要そうなものに絞って購入したところで、送料だけで約10,000円。

しかし。基本書になりそうなものとして薦めていただいた本のうち、2冊は、日本の大手書店のオンライン販売では「入手不可」と表示され、amazonでは悲しくなるほどの高値が、、、絶版なんですかね。大学経由で注文もできるのですが、2~8週間かかる上、結局「入手不可」になりそうなので、断念。

日本の図書館からの遠隔複写?⇒せっかく送料を払うのに、著作権の制限で半分しか読めないのはちょっと・・・

結局、UKのケンブリッジ大学とロンドン大学SOASに所蔵があったので、1冊10ユーロの送料を払って、図書館間貸出しをお願いすることにしました。(ちなみにオランダ国内でも6.5ユーロかかります。)

グーグルの書籍デジタル化、1日本国民としてはいろいろ思わなくもないですが、 1学生としては・・・グーグルでも誰でもいい、この状況をどうにかしてくれ、、、と思いました。

ちなみに私たち、前期の授業を通して立派な働きバチに育ったBDMS修士課程の学生は、「プロジェクト」の名のもとに、クリスマスも正月もなく、無給でライデン大学所蔵のマニュスクリプトやアーカイブ資料のデジタル化の細々とした作業を行わされて(?)います。まあ楽しいっちゃ楽しいんですが、クリスマスイブが締め切りなんて、ここは本当にヨーロッパなのか・・・

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